2019-12-25

Rails Girls Japan 2019年まとめと2020年の予告

この記事は、Rails Girls Japan Advent Calendar 2019 25日目、最終日の記事です。

昨日は、 @cobachie さんによる「[RubyKaigi2020]まつもとのすゝめ 」でした。
松本のお店が色々紹介されていて、RubyKaigi期間中じゃ回りきれない!!!と思った方は、是非ふらりと行ってみるといいと思います。
金曜帰りにふらりと松本に行って、松本のBARを堪能。翌朝バスで15分の浅間温泉に行って、近くの水そば(水で食べるおそば)を堪能して帰ってくるプラン…どうです?最高でしょ?



さて、最初に自己紹介をしておきます。
@emorimaです。Rails Girls Tokyo 3rd, 4thのオーガナイザーです。2015年からRails Girls Japanのメンバーで、国内開催のRails Girls のサポートを行っています。

今日は、2019年 国内開催のRails Girlsのまとめと、来年 2020年の予告をしたいと思います。

Rails Girls Japan 2019 まとめ

2019年に国内で開催されたRails Girlsイベントは、計10回の開催となりました。


四国で初めての開催となる、Ehime 1stと、来年RubyKaigiが開催される長野県でのNagano 1st(長野県初の開催は、2015年開催のShiojiri 1st)の開催がありました。

昨年1stを開催したOkinawaとSendaiでも2ndが開催され、1stのオーガナイザーや、スタッフの方々が2nd開催を繋げてくれました。(素晴らしい!!!)
また、Fukuokaでも4年ぶりとなる2ndが開催されました!

2012年からの開催回数もまとめてみました。

国内でのRails Girls開催回数

ここ数年は、年10回程度開催されています。定期的(? Rails Girlsはやりたい! という方がいた時に開催されるので、定期という表現は少し違うかも...)に開催されている都市の他に、新しい都市での開催も増えているように思います。

国内開催50回!

2012年に国内で初めて開催された Tokyo 1stから8年目。
2019年5月開催のNagano 1stで、国内開催50回を迎えることができました! 🎉

Rails Girlsのイベントは各都市でイベントロゴを作成しているのですが、そのロゴを使って50回開催記念で、グッズを作りたいという話があり、 @atttsumi(RubyKaigi2020デザイナー!)が開催50回記念のロゴを作ってくれました。そして、@thatblue_plus(Sendai 1st, 2nd オーガナイザー) が色々グッズを作ってくれました!

中でも、これまでの各イベントのロゴを使ったTシャツはとても気に入ってます! (過去のイベントのオーガナイザーの方々にロゴの使用許可の確認も行いました!)



 Rails Girls 50回開催記念 T-shirts
こちらのTシャツや、その他のグッズは、suzuri で購入できます!

Rails Girls Japan 2020 予告

2020年開催予定

既に、以下の開催予定があり、イベントページも公開されています。

1月 Nagoya 5th
2月 Ehime 2ndTokyo 13th 

12/25(水)現在、全てのイベントの参加者募集中です!
また、上記以外では、Kagoshima 1st開催に向けて、準備中です。

Rails Girls 開催のお知らせや、その他のお知らせは、こちらのRails Girls Japan
アカウントで告知しますので、是非フォローしてみてください!

また、「私の都市でも開催して欲しい!」というご意見は、@emorima までmentionしてみてください。何か考えます!

RubyKaigi 2020 参加支援

お待たせしました! 昨日の @cobachieさんからも予告のあった、RubyKagi 2020参加支援のお知らせになります。
Rails Girls Japanでは、RubyKaigi 2020 参加支援を行います。
応募方法等については、こちら にまとめてありますので、ご確認ください。

最後に

こうしてRails Girls を毎年10回近く開催できているのは、
「やりたい!」と言ってくれるオーガナイザーの方と、手伝ってくれるスタッフ、
時には遠征してくれるコーチの方々、
そしてスポンサーがいるからこそと思っています。

Rails Girls に参加することで、地域Rubyコミュニティの方々と繋がりができ、地域Rubyコミュニティや、RubyKaigiなどに参加する女性が少しでも増えればと願っています。

2020年も各都市での開催、待っていてください!

2019-12-04

初めてのmruby on m5stack(環境編)

この記事は、ケーシーエスキャロット Advent Calendar 2019 4日目の記事です。 3日目の昨日は、garamanのくずし字を読む(概要編) でした。 (Advent Calendar 参加ありがとう!!!) そういえば、つい先日のニュースでくずし字の解読にAIが参入しようとしているニュースも出てましたね! さて、今日は、m5stackでmrubyを動かしてみたいと思います。 実は、夏休み前に買ってセットアップして、mruby以外は動くのを確認していました。 が、やっぱり、Rubyistとしてはmrubyを動かしたい。 では、早速やっていきましょう。

mrubyインストール

mrubyリポジトリ から clone します。
$cd (作業したいディレクトリ)
$ git clone https://github.com/mruby/mruby.git
$ cd mruby
rake -T で、色々コマンドが確認できます。
emorima@emorima-ThinkPad:~/repo/mruby$ rake -T
rake all             # build all targets, install (locally) in-repo
rake api_doc         # generate yard docs
rake capi_doc        # generate doxygen docs
rake clean           # clean all built and in-repo installed artifacts
rake clean_api_doc   # clean all built docs
rake clean_capi_doc  # clean all built docs
rake clean_doc       # clean all built docs
rake deep_clean      # clean everything
rake doc             # generate document
rake gitlab_config   # create build configurations and update .gitlab-ci.yml
rake gitlab_dockers  # recreate docker images for GitLab builds
rake test            # run all mruby tests
rake view_api        # clean all built docs
rake view_capi       # clean all built docs
rake all でbuildしたら、バージョンを確認します。
$ rake all

 ...(省略)...

$ ./bin/mruby -v
mruby 2.1.0 (2019-11-19)

USBドライバ インストール

Kernelバージョンを調べて、該当するOSのドライバをここからダウンロードします。  ダウンロードしたzipを解凍して、make installします。(エラーが出たら必要なlibraryをinstallします。)

m5stack ファームウェア書き込み

ちょっと夏に何かを書き込んだままだったので、一度クリアする意味でもファームウェアの書き込みをします。 m5stackをUSBケーブルで、PCを繋いで、/dev/tty* を確認します。 (私のPCでは、/dev/ttyUB0 で繋がっていました)  ファームウェアを書き込むために、esptool をインストールします。
$ pip install esptool
m5stackの最新のファームウェアをダウンロードし、ファームウェアの書き換えを行います。
$ esptool.py --chip esp32 --port /dev/ttyUSB0 erase_flash
$ esptool.py --chip esp32 --port /dev/ttyUSB0 write_flash \
--flash_mode dio -z 0x1000 m5stack-20180516-v0.4.0.bin
書き込みが終わると、m5stackが自動的に起動します。

試しに Hello Worldしてみる

簡単な "puts 'Hello World!'" だけのプログラムを動かしてみます。 以下のコードをhello_world.rb に保存します。
puts "Hello World!"
そして、以下のコマンドでコンパイルし、autorun.mrb を作成します。
$ mrbc -o autorun.mrb hello_world.rb 

出力されたautorun.mrb をMicroSDに書き込み、m5stackに挿して、再起動!!!!

 ....あれ、表示されない...

通常の起動画面が表示されているだけ...

次こそは、"Hello World!" へ!

2019-12-01

鹿児島Ruby会議01で話してきた

このエントリは、ケーシーエスキャロット Advent Calendar 2019の1日目の記事です。

Advent Calendar 何を書こうかな...と思っていて、何かgemでも読んでその話しでも...と思っていたんですが、
鹿児島Ruby会議01 でお話しする機会を頂いたので、その話しを書きたいと思います。

鹿児島Ruby会議01

2019年11月30日 鹿児島Ruby会議01で、「Rails Girlsのお話や、初めての方向けのコミュニティについてなどお話」というタイトルでお話してきました。



招待講演をするというのは、人生初だったので、自分の話しでよいのか?とか、また時間が余りすぎるんじゃないか?とか、準備している期間は悶々と考えていました。(悶々としている間に福山雅治さんの30周年ライブチケットの予約を逃しました...)

鹿児島Ruby会議は、「プログラミング言語Rubyを通して越境する」というお題でした。
2014年にDevLOVE Advent Calendar 「越境」というお題でblogを書いていたので、
読み返してみたり、その頃に発表したslideを見返したりする中で、あの時の自分の気持ち、Passionを思い出したら、資料準備もできました。

ただ、当日の朝に、発表練習をしようとしたら、rabbitのallotted-time が、3022322:05 となっていて、rabbitの起動パラメータに指定してもダメだったので、発表時にはうさぎが爆速でゴールすることに…


発表した後の懇親会で、「よかったよ」と言われたのが、本当に嬉しかったんですが、
自分の行動が誰かに喜んでもらえる嬉しさが、
私の行動の原動力になっていると、思った回でした。


今年は、自分はどんな新しい「越境」をできたのか、、、

来年あたりに結果が出そうな何かを始めたけれど、まだまだ道のりは険しい…といったところです。


鹿児島Ruby会議01の余韻で終わりたいので、今日はこのくらいで。

2019-05-03

RubyKaigi2019に参加して、エモリハウスを企画して、WTMKyushuに参加した

2019/04/18~20に福岡国際会議場で開催された RubyKaigi2019 に参加して、翌日に Women Techmakers Kyushuに参加してきました。
また、今年もエモリハウスを企画したので、平成の頃の話になりますが、簡単にまとめておきたいと思います。

RubyKaigi2019に参加した

RubyKaigiは、ご存じのように世界からRubyistが集まる国際技術カンファレンス。

毎年最終日には、脳の疲労が激しくて、ぐったりしているんですが、
今年はなんと、4トラック!!!
まずセッション選ぶのにとても悩みました。
(コピーロボットが欲しい...)

フルで見ると、3日目の集中力がもたないことが経験上予想できたので、
適度に休憩取りながらとなりました。

細かなセッションの感想は書きませんが、
見たどのセッションも、最高に楽しかったので、
見れなかったセッションもとっても気になる!!!
ということで、動画配信を期待して待っています...

今回は、1月に cobachieさんと会った時に、「RubyKaigiまでに『Rubyのしくみ』読みたいと思っててー」という話をしていたので、「んじゃ、一緒に読もうよ」という話になり、yadaitaさんと毎週輪読会をやり、読み終えていたのですが、
Aaron、笹田さん、国分さんのお話を聞くのに、基礎知識としてとても役立ちました!

Rubyのしくみ Ruby Under a Microscope
Pat Shaughnessy(著), 島田浩二, 角谷信太郎(訳)
オーム社
発行日: 2015-02-10
対応フォーマット: PDF


エモリハウスを企画した


今年もエモリハウスを企画しました。
昨年の応募フォームは、私が適当にGoogle Formで作ったのですが、今年はcobachieさんがかっこよく作ってくれました。(感謝!)

その効果か、最初の10名という予定人数がすぐ埋まってしまい、更に問い合わせもあったので、宿を移動して 17名の方に参加して頂きました。

エモリハウス2019参加者の皆さん + あんずちゃん... (写真撮影: 炬燵さん)

エモリハウスは、女性のRubyKaigi参加者でワイワイしよう!企画です。

「一人で、馴染みのない街のビジネスホテルに泊まって、知り合いのいない技術カンファレンスに参加する」

というのは心理的ハードルが高いように思うので(20代の頃の私だったら、参加していないと思います...)、誰かと一緒ならRubyKaigiに参加したいと思っている人が、参加してもらえるといいなぁくらいの気持ちで私はやっています。

今年のエモリハウスはこんな感じでした。
  • RubyKaigi前にリモート飲み会をやって顔合わせをした
    • 自己紹介をした後、宿の情報などの連絡とか、RubyKaigiどれ見る~?みたいな話をした
    • 途中、台所でつまみを作り出す youchanがいた
    • あっという間に2時間が過ぎた
  • みんな自由に行動していた
    • Day0 🚢パーティ、🍜パーティ行く人がいて、参加しなかった(できなかった人)でもつ鍋食べに行った
    • Day2 特に予定がないメンバと、yuryuさん、ぷぽさんとも合流して飲みに行った
    • Day3 パーティー後、みんなそれぞれ行動していた(一蘭の🍜とかslackにあがってきて美味しそうだった。私は行っていない...)
    • 宿の隣のうどんBarが美味しいらしく(しかも混んでいる)、うどんを食べに行って閉店まで堪能するメンバが毎晩いた(私は行っていない...)
  • 今回もゲストハウス貸し切りは便利だった
    • 鍵は暗証番号入力で、宿泊期間中変わらないので楽
    • ゲストハウスのスタッフの人に地元情報を色々教えてもらった
    • 寝室では水しか飲めないので、飲食する人はロビーに集まる感じになるので、そこでコミュニケーションが取れるようになっていた
    • 5部屋あったので、生活リズムなどを合わせて部屋割りをした
      • 初めて参加の方は色々な人と話せるように大部屋
      • 2階部屋への階段が急なので、お酒を飲んでも階段の昇降が問題なく行える人を選抜して2階部屋にした
      • 朝早い方(スポンサーやヘルパーの方)、夜遅い方は優先的に1階
      • あんずちゃんと同室のnyancoさんと炬燵さんが、あんずちゃんと一緒に行動してくれていた(感謝!)
    • ロビーまでは宿泊者でない人も入れるので、ぷぽさん、ぱんさん、sayatamさんが遊びに来てくれた
  • お酒のイメージが強いようですが、飲んでない人ももちろんいる
RubyKaigi初日、「初めてRubyKaigi参加する人もいるし、みんなで行くか~」と集団登校したのが、個人的にはいい思い出です。

そして、こんな感じのエモリハウスですが、、、

RubyKaigi2020のエモリハウスもやります!


既に仮予約してあります。
今年ほど規模は大きくないです。
サイト更新したら、Twitter で連絡します!

Women Techmakers Kyushu IWD19 に参加した (RubyKaigi2019 Day 4)

RubyKaigi2019の翌日、Women Techmakers Kyushu という女性限定のITイベントがあり、そこで Rails Girls についての紹介をしてきました。

参加者 20名以上いて、Rails Girls を知っている方が、5名程度。
Rubyを使っている人が3名くらいしかいないという状況でした。
スタッフとして、Rails Girls Kitakyushu参加者で、エモリハウス2018の参加者の @HappyK514 さんがいたので、とても心強かったのでした。

話した内容は、Rails Girls Japanとしての取り組みや、Affirmative Action などRails DMでお話した内容を少しまとめてお話しました。




私は東京で仕事をしていることもあり、毎日どこかで勉強会が開催されている身近な環境があるけれど、地方の場合、コミュニティが少ないこともあり、勉強会の開催が少ないので、オンラインのやつに、もっと注力して立ち上げたいと思いました。